今日はFPVドローンのフライトモードについてです。
FPVドローンには大きく3つのモード「Angle」「Horizon」「Acro」がありますが、何気に解り難いのが「Angleモード」だと思っています。
しかも室外で飛ばせる方は、早々にAcro(Air)モードへ移行してしまう事も多い為に、あまり内容については詳しく無い方も多いでしょう。
という私もAngleモードで飛ばしまくっていたのはマイクロドローンを始めたほんの数カ月程度ですので、私が知っている範囲内でのお話となります。
ドローンのフライトモード|Angle(STAB)モードについて
Angle(STAB)モードとは?
Angleモードとはプロポのスティック操作をニュートラルにするとジャイロ制御によって強制的にドローンを水平に保つ様に制御しているフライトモードとなります。
そんな事は勿論、理解しています!という方がほとんどかも知れませんが、もう少しだけ詳しく知っておくとドローンの設定が非常に楽しくなります。
Angle(STAB)モードのポイント
Angleモードでドローンを飛ばしている時に機体によって「飛ばしやすい」「飛ばし難い」を感じる事があったりしませんか?その感覚のほとんどがBetaFlightで設定している「強度(Strength)」と「角度上限(Angle Limit)」の二つの設定値だと思って貰って問題ないかと思います。
尚、遷移「Transition」という項目もありますが、こちらはHorizonモードで適応される値で、スティックのどこまでを自立水平させるのかを決定する値です。
- 強度(Strength)
水平を保とうとする強さだと理解して貰えればと思います。
この値が強くなればなるほど、スティックをセンターにした際の戻り方は早く(強く)なります。
つまりはドローンを操作した際に流れる様な感覚を制御する事が出来るという事になります。(スティックを話すと流れずにピタッと止まる感じ) - 角度上限(Angle Limit)
こちらはスティックを倒した際に、ドローンが傾く角度を決定する値です。
例えば設定値を50に設定すると50度まで傾ける事が可能で、最大値は「90」となります。
こちらは角度なので解り易いですかね?
マイクロドローンの設定値の差
例としてBETAFPV Meteor65とHappymodel Mobula6の設定値を確認して見ましょう。
以前にも記事にしました通り、BETAFPV Meteor65には名機「inductrix FPV」と同様に飛ばせるする様な設定(ほぼProject MockingBird)がされています。
誤解が無い様にですが、Meteor65では決して「inductrix FPV」の様には飛びません。もっとピーキーです。
Meteor65 Angle設定
Meteor65のデフォルト設定です。
強度80でかなり高い数字です。この設定のままで飛ばすとちょっとスティックを弱めると期待がガクンと元に戻ろうとしますよね?
上限も70になっていますので、コースを積極的に攻めながら飛ばせそうな感じです。
Mobula6 Angle設定
こちらがMobula6のデフォルト設定です。
どうでしょう?Angleは50、角度上限は55となっていますし、Mobula6はモーターのkv値も高く高速フライト機なので、この設定のままでお家でフープをしている方は結構苦労するんじゃ無いでしょうか。
強度を70くらいにするだけでもかなり変わりますので試してみては如何でしょうか。角度上限は飛ばしなれてきて曲がりきれないと思ったら少し上げて見ても良いと思います。
Angle の強度の設定値は高い方が良いの?
上記ではAngleを高めに設定するとキビキビしてお家の中やレースで飛ばしやすいよ。という内容でしたが、敢えて低く設定する場合もあります。
例えばHDカメラなどで撮影する場合には、かなり低い値を設定してフライトすると滑らかな映像が撮影し易くなったりと使い方も色々だという事になります。
まとめ
色々と書いてますが、私はマイクロドローンも基本Acro+Airでほぼ野外で飛ばしてまして、Angleはお家でほんの少しだけ飛ばすだけで、ゲートや輪っかを潜るのは大の苦手です。
へーそうなんだ。くらいで読んで貰えればと思います。
ついでに懐かしい動画があるのでアップしておきたいと思います。まだ初めて間もない頃でProjectMockingBirdV3設定をして見たら驚いた時のでしょうか。
あ、自分で見てても酔いそうになるので途中で止めて貰って問題ないですw